ヴィンテージになっても実用時計として使えるサブマリーナー

ヴィンテージになっても実用時計として使えるサブマリーナー

ロレックスの中でもダイバーズウオッチのサブマリーナ―は、とりわけ作りがタフだ。素材も選び抜かれ、たとえば現行モデルのSSケースには、904Lステンレスと呼ばれる耐腐食性に優れた特殊な高品質素材が使われている。加えて、凄まじい水圧に耐えるサブマリーナ―のケースに搭載されるのは、長時間使い続けることを前提にしたムーブメントだ。こうした経年劣化に対する強さと堅牢性ゆえに、ヴィンテージになっても実用時計として使える個体が多い。結果的に資産的な価値が目減りしにくいモデルと言える。

もちろんロレックスの場合、時計そのものの実用性のほかに、時計ブランドとして世界一の知名度が、時計の価値に加わる。通常なら使用年数が増えるほど下がるのが一般的だが、ロレックスは下がるどころか、時代を経るにしたがって逆に相場が上がるモデルも存在する。単なる工業製品ではなく、本格機械式時計が有する工芸品としての価値や希少性が、そのベースだ。

そして、サブマリーナ―の人気は日本だけではなく世界規模だ。デザインが頻繁に変わらないので、過去のモデルが陳腐化されることもない。また、他ブランドと違って、ロレックスはヴィンテージ市場が確立しているため、適正価格で買い取ってもらいやすいという事情もある。サブマリーナ―は思い切り使い倒しても高額査定が付く、極めてお得な時計なのだ。

これまで現行新品しか興味がなかった人も、ヴィンテージモデルもぜひ購入候補に入れていただきたい。