2023年度版

二次流通市場における価格相場《第５回》

【オーデマピゲ】編

皆さんは二次流通市場における高級腕時計の価格相場をどの程度知っていますか？毎日のように時計屋各社のデータを見ているのであれば「全て分かる！」という方もいらっしゃるかもしれませんが、そのような時間を設けることは不可能に近く、そんな方はそうそういないかと思います。（毎日調べている愛好家の方は大目に見て下さい（笑））更に言えば、時計初心者の方にとっては「高級時計は買いたいけど、正直幾ら必要になるのか見当もつかない」なんて方も多いはずです。

そこで本記事では、当店における”直近６ヵ月“の平均販売価格に基づいて、各モデルが「どの程度の価格で売れているのか」＝「どの程度の価格で購入できるのか」をお伝えしていきたいと思います！第５回目となる今回は【オーデマピゲ】の『ロイヤルオーク』『ロイヤルオーク オフショア』『CODE11.59』にフォーカス！あくまで目安にはなりますが、是非とも最後までご覧いただき、ご参考ください！

『ロイヤルオーク』平均販売価格

1972年の登場時、常識を覆す新たなスポーツウォッチとして時計業界に大きな衝撃を与え、半世紀経った今もなお高い人気を誇っている『ロイヤルオーク』。ここでは、SS（ステンレススチール）モデルをご紹介していきます！

『ロイヤルオーク』SS（ステンレススチール）モデル

＊出典元：https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/audemars_piguet/royal-oak/royal-oak-selfwinding-276289/
＊写真は「Ref.15500ST.OO.1220ST.03」

“ラグスポモデルの元祖”とも呼ばれる『ロイヤルオーク』。30mm～35mm前後の”ドレスモデル”が主流だった時代に、39mmのSS（ステンレススチール）素材の”スポーツモデル”という斬新なコレクションとして、1972年に登場しました。デザインを担当したのは、時計界の巨匠ジェラルド・ジェンタ氏。特徴的な八角形のベゼルとそこに打ち込まれたネジは、ケースを薄型にするだけでなく、モデルを象徴するデザインとなっています。ケースと一体型になったブレスレットも腕馴染み良く、快適な着け心地を実現しています。

『ロイヤルオーク オフショア』平均販売価格

大きめのケース径、ケース厚が特徴で、高い視認性・堅牢性を誇る『ロイヤルオーク オフショア』。ここでは、SS（ステンレススチール）モデルをご紹介していきます！

『ロイヤルオーク オフショア』SS（ステンレススチール）モデル

＊出典元：https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/audemars_piguet/royal-oak-offshore/royal-oak-offshore-262313/
＊写真は「Ref.26420SO.OO.A002CA.01」

『ロイヤルオーク』の派生モデルとして1993年に誕生した『ロイヤルオーク オフショア』。厚みのあるパワフルなデザインは、登場時こそ賛否両論ございましたが、現在では同ブランドお馴染みの人気モデルとなっています。『ロイヤルオーク』よりもベゼルの幅が太く、厚みもあり、文字盤に施されたタペストリー装飾も大きい為、圧倒的な存在感を放っておりますね。腕周りが比較的しっかりした方に、是非とも着用いただきたいモデルです。

『CODE11.59』平均販売価格

【オーデマピゲ】の新たなコレクションとして、2019年に発表された『CODE 11.59』。ここでは、金無垢モデルをご紹介していきます！

『CODE11.59』金無垢モデル

＊出典元：https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/audemars_piguet/code-11-59/code-11-59-277927/
＊写真は「Ref.15210OR.OO.A028CR.01」

クラシックで美しいダイヤルに高性能ムーブメントを搭載し、重厚感のある雰囲気を持つ『CODE11.59』。同モデルは”スポーツモデル”と”ドレスモデル”の中間として位置付けられています。一見すると、一般的なラウンド型時計に見えますが、実はケースが３層構造となっており、同ブランドを象徴する八角形をミドルケースに採用しています。グラデーション掛かった美しい文字盤が腕元を華やかに演出し、そのクラシカルかつスポーティーな雰囲気は、オンオフ問わず活躍してくれる”万能ウォッチ”と言えるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

時計の販売価格というのは、その時のトレンドや需要と供給のバランス、個体の状態や希少ポイントの有無、年式や付属品の有無など、様々な要素によって大きく変わってきます。要するに、色々な要素が絡み合って決まる販売価格なのですが、おおよその販売価格を知っておくことで、ご自身でどの程度の資金が必要になるか、目標を立てることはできるかと思います。

今後も、他の商品の目安についてもご紹介していければと思いますので、是非お楽しみにお待ちください！

今回も、本記事がご購入の意思決定における一助となれば幸いです。