【ロレックス】『青サブマリーナー』3世代徹底比較!

1953年に誕生して以来、ダイバーズウォッチの代名詞として多くの人から愛されている【ロレックス】『サブマリーナー』。その長い歴史においては、数多くのモデルが存在し、爽やかな”青”が特徴の通称”青サブ”、【ロレックス】のコーポレートカラーである”緑”を採用した通称”グリーンサブ”など、ダイバーズウォッチとしての機能だけでなく、デザインにも優れた実用性の高いモデルが多数ございます。

今回はそんな【ロレックス】『サブマリーナー』の中でも”青サブ”(「Ref.16613」、「Ref.116613LB」、「Ref.126613LB」)を3世代遡り、徹底比較していきます!『青サブマリーナー』が欲しいけど、「どのモデルを購入しようか迷っている」、「『青サブマリーナー』の歴史を知りたい」という方は、必読な内容となっていますので、是非とも最後までご覧ください。

『青サブマリーナー』3世代の紹介

まずは今回比較する3つのモデル、「Ref.16613」、「Ref.116613LB」、「Ref.126613LB」をご紹介していきます。

2世代前 Ref.16613
スペック(仕様)
ケース径40mmベゼルアルミニウム
ダイヤルブルー夜光トリチウム or ルミノバ
素材SS × YGブレスレットSS × YG
防水性300m駆動方式自動巻き
Cal3135パワーリザーブ約48時間

1989年頃~2009年頃にかけて製造された「Ref.16613」。前モデルのデザインはそのままに、新ムーブメント「Cal.3135」へとアップデートされています。製造年数が長かったことから、ブレスレット・ケースのブラッシュアップや夜光塗料の変更など、マイナーチェンジがいくつも施されています。

希少個体:バイオレットダイヤル
「Ref.16613」には、1990年代前半までの期間に製造された個体の一部に、”バイオレットダイヤル”が存在します。その名の通り、通常は”青色”の文字盤となっていますが、経年変化により”紫色”に変化したものを指し、一部の工場で製造された個体のみの特徴と言われています。【ロレックス】マニアの中でも人気が高く、常に高い価格で取引されています。

1世代前 Ref.116613LB
スペック(仕様)
ケース径40mmベゼルセラミック
ダイヤルブルー夜光クロマライト
素材SS × YGブレスレットSS × YG
防水性300m駆動方式自動巻き
Cal3135パワーリザーブ約48時間

2009年頃から2020年頃まで製造されていた「Ref.116613LB」。デザインや基本的なスペックに大きな変化はありませんが、各パーツの大型化や、今では主流となっている”セラミックベゼル”を採用するなど、細かな変更が加えられています。「Ref.16613」同様、製造年によってマイナーチェンジが施されており、文字盤の色合いにも違いが見られます。

最新世代モデル Ref.126613LB
スペック(仕様)
ケース径41mmベゼルセラミック
ダイヤルブルー夜光クロマライト
素材SS × YGブレスレットSS × YG
防水性300m駆動方式自動巻き
Cal3235パワーリザーブ約70時間

2020年に登場した現行モデルの「Ref.126613LB」。ケースサイズが1mm大型化されたことで、【ロレックス】自社開発の新型ムーブメント「Cal.3235」を搭載し、スペックが向上しています。

「Ref.16613」と「Ref.116613LB」のスペック比較

まずは「Ref.16613」と「Ref.116613LB」の比較をしていきましょう。
主なスペックは以下の通りです。

Ref.16613
Ref.116613LB
40mmケース径40mm
アルミニウムベゼルセラミック
ブルーダイヤルブルー
トリチウム or ルミノバ夜光クロマライト
SS × YG素材SS × YG
SS × YGブレスレットSS × YG
300m防水性300m
自動巻き駆動方式自動巻き
Cal.3135CalCal.3135
約48時間パワーリザーブ約48時間

❶【ケース】

ラグの太さ

Ref.166132.7mm
Ref.116613LB4.0mm
「Ref.116613LB」では、ラグが1.3mm太くなったことで耐久性が向上しています。また、リューズガードも大きくなった為、ケースサイズが大きくなったようにも見えます。

❷【ベゼル】

ベゼル

Ref.16613アルミニウム
Ref.116613LBセラミック
「Ref.16613」ではアルミニウム素材のベゼルを採用しているのに対し、「Ref.116613LB」では耐蝕性・耐傷性に優れたセラミック素材のベゼルを採用しています。この変更により、光沢感が増し、見た目の高級感がグッと上がりました。また、60分の目盛りにはイエローゴールドの特殊なコーティングが施されています。

❸【ダイヤル】

インデックス・針の大きさ

Ref.16613小さい
Ref.116613LB大きい
「Ref.116613LB」ではインデックスと針が大型化されたことで、視認性が向上しています。ダイヤル自体の色味も少し落ち着いた印象へと変わりました。

夜光塗料

Ref.16613トリチウム or ルミノバ
Ref.116613LBクロマライト
「Ref.16613」では夜光塗料にトリチウムまたはルミノバを採用していましたが、「Ref.116613LB」からクロマライトが採用されました。

❹【ブレスレット・バックル】

ブレスレット

Ref.16613中央のリンクパーツが空洞
Ref.116613LB中央のリンクパーツが無垢
「Ref.16613」では中央のリンクパーツ部分が空洞になっていましたが、「Ref.116613LB」では無垢になったことで堅牢性がアップしました。

バックル

Ref.16613ダブルロックシステム
Ref.116613LBグライドロックエクステンションシステム
「Ref.16613」では、衝撃を受けても外れにくい”ダブルロックシステム”のバックルを採用していましたが、「Ref.116613LB」では、工具がなくてもブレスレットのサイズを最長2cmまで延長できる”グライドロックエクステンションシステム”搭載のバックルを採用しています。

「Ref.116613LB」と「Ref.126613LB」のスペック比較

続いて「Ref.116613LB」と「Ref.126613LB」の比較をしていきましょう。
主なスペックは以下の通りです。

Ref.116613LB
Ref.126613LB
40mmケース径41mm
セラミックベゼルセラミック
ブルーダイヤルブルー
クロマライト夜光クロマライト
SS × YG素材SS × YG
SS × YGブレスレットSS × YG
300m防水性300m
自動巻き駆動方式自動巻き
Cal.3135CalCal.3235
約48時間パワーリザーブ約70時間

❶【ケース】

ケース径

Ref.116613LB40mm
Ref.126613LB41mm
長い間『サブマリーナー』は、ケース径40mmが定番となっていましたが、『Ref.126613LB』より41mmへと大型化されました。

ラグの太さ

Ref.116613LB4mm
Ref.126613LB3mm
前モデルよりラグが太くなった「Ref.116613LB」ですが、「Ref.126613LB」ではラグの幅が1mm細くなっています。ケース径こそ「Ref.126613LB」のほうが大きくなっていますが、ラグ幅が細くなったことで、それほど大きさに違いは感じられません。

❷【ムーブメント】

ムーブメント

Ref.116613LBCal.3135
Ref.126613LBCal.3235
「Cal.3135」を搭載していた「Ref.116613LB」に対し、「Ref.126613LB」では自社開発ムーブメント「Cal.3235」を搭載し、そのパワーリザーブは約48時間から約70時間へとスペックアップしています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回、【ロレックス】『青サブマリーナー』の3世代を比較してみましたが、年月を経て、どのように進化を遂げてきたのかがお判りいただけたかと思います。

複数のマイナーチェンジによって希少個体が存在する「Ref.16613」、ケースや各パーツの大型化、セラミックベゼルの採用によって精悍なイメージがより強くなった「Ref.116613LB」、新ムーブメントを搭載し、実用性がグッと増した「Ref.126613LB」と、各々違った魅力がある『青サブマリーナー』。

是非とも皆さんのお好きなモデルを探してみてください。

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