【ロレックス】とはどんなブランド?歴史や魅力を解説!

みなさま、こんばんは。

高級腕時計の代名詞と言っても過言ではないロレックスは、世界中の俳優、アスリート、アーティスト、コメディアンなど、多くの著名人からも高い人気を誇ります。近年ではその人気に拍車が掛かり、正規店ではなかなかに入手が困難なことから、”ロレックスマラソン(何回にも渡って複数店舗を訪問すること)”なんて言葉も流行っているほど。 

今回は、そんな【ロレックス】がなぜ人気なのか、どのようにしてここまでの人気を得られるようになったのかを、歴史を踏まえてご紹介いたします。併せて人気モデルもご紹介しますので、既にお持ちの方も、まだお持ちでない方も是非最後までご覧いただき、皆さまの腕時計ライフのご参考にしていただければと思います。 

【ロレックス】が人気の理由

数ある高級腕時計ブランドの中でも圧倒的な人気を誇る【ロレックス】。なぜこれほどまでの知名度と人気を誇っているのか!?3つのポイントに分けて説明していきます。

❶資産価値の高さ

*出典元:https://www.rolex.com/ja/about-rolex-watches/tested-to-be-toughest.html

一般的に、工業製品=モノは買った瞬間から資産価値が下がります。しかし、一部の不動産やアート、車、酒類など、時間の経過と共に価値が高くなるモノも存在するのです。これが、所謂”実物資産“と言われるモノです。

まさしく【ロレックス】もその筆頭株。今日(こんにち)の高級腕時計ブームの火付け役とも言われ、『デイトナ』をはじめとしたスポーツモデルの高騰によって、腕時計ファン以外の一般層にも「【ロレックス】は資産として持つべき」という認識が広まりました。

そして、その認識が広まったことで、より需要が高くなり、価格が高騰するという連鎖が続いています。腕時計としての純粋な魅力はもちろん、持っているだけで価値が高まるということは、もうひとつ大きな魅力が加わったと言えるでしょう。

❷性能と価格のバランス

*出典元:https://www.rolex.com/ja/about-rolex-watches/tested-to-be-toughest.html

続いては性能と価格のバランスについてです。

機械式腕時計は精密機械であるため、衝撃に弱く、壊れやすいという弱点があります。しかし【ロレックス】は、自社開発のオイスターケースをはじめ、ムーブメントにおいても高い耐久性を誇り、腕時計に詳しい方の間では”丈夫で壊れにくい”というのが常識です。また、その精度の高さも圧倒的。COSC(スイス公認クロノメーター検査協会)が定めた精度基準を上回る、更に厳しい基準を独自に定め、COSCでの検査をクリアした上で、ムーブメントを腕時計に組み上げてから、再度精度の確認を行なっているのです。平均日差は-2~+2秒以内と、クロノメーター基準の2倍に匹敵する精度。一般的な機械式時計の日差が-10~+20秒と言われることからも、いかに圧倒的な精度かお判りいただけます。

そんな高い性能を誇る【ロレックス】ですが、ステンレススチールモデルであれば約60万円~、金無垢素材であれば約300万円~と、高級腕時計ブランドの中では比較的安価とされています。このように、性能と価格のバランスを比較した時、これ以上無いコストパフォーマンスを兼ね備えたブランドは【ロレックス】以外に無いのです。

❸知名度の高さとマニアを惹きつける逸話

*出典元:https://www.rolex.com/ja/about-rolex-watches/1926-1945.html

幅広い層から人気を博している【ロレックス】ですが、腕時計マニアからの人気も特に高いことで有名です。なぜなら、時計史を語る上で欠かせない逸話が残されているから。

初めて【ロレックス】が世の中に広く知れ渡ることになった1927年。イギリス人の水泳選手、メルセデス・グライツ氏がドーバー海峡を10時間かけて泳いだことが、大きなニュースとなりました。このとき、彼女の腕には『オイスター』が着けられ、10時間以上水中にいたにも関わらず、完璧に動き続けました。【ロレックス】はこのことを新聞の広告に掲載し、防水性の高さをアピールします。

あくまでも上記は一例。1953年には人類初のエベレスト登頂時に『オイスターパーペチュアル』が携行され、2012年にもジェームズ・キャメロン監督のマリアナ海溝における初の単独潜水に『ディープシー』の試作機が同行されました。このように数々の逸話が存在するのです。

【ロレックス】の歴史

ここからは【ロレックス】が現在の地位を築き上げるまでに至った歴史を見てみましょう。

イギリスで時計商社として始まる

*出典元:https://www.rolex.com/ja/about-rolex-watches/hans-wilsdorf.html

1905年、ハンス・ウィルスドルフ氏によって創業した【ロレックス】。彼が24歳のときにイギリスで創業した時計商社から、その歴史が始まります。当時、腕時計の性能は高くなかったのですが、ウィルスドルフ氏は腕時計の将来性を見据え、装飾品としてだけでなく、より実用的な時計を作り出そうと考えていました。

時計ブランドは創業者の名前がつけられることが多いですが、ウィルスドルフ氏は自分の名前をつけず「刻印したときに美しく見えるブランド名をつけたい」という考えの基、数百の候補の中から【ロレックス(ROLEX)】というブランド名を選ぶこととなります。

高性能ムーブメントで注目を集める

*出典元:https://www.rolex.com/ja/about-rolex-watches/hans-wilsdorf.html

創業時、時計販売会社だった【ロレックス】は、徐々に腕時計の製造へとシフトしていきます。そして、実用的で高性能な時計作りを続け、1910年には腕時計として初めてクロノメーターの公式証明書を獲得します。

1914年には、イギリスのキュー天文台からも認められ、一躍、高精度腕時計の代名詞となることに。1919年には時計製造の聖地であるスイスへと移転し、更に時計開発を進めていきます。

【ロレックス】の三大発明

*出典元:https://www.rolex.com/ja/about-rolex-watches/hans-wilsdorf.html

【ロレックス】を語る上で欠かせないのが、腕時計の可能性を高めたオイスターケース、パーペチュアル、デイトジャストの、いわゆる三大発明です。

オイスターケース(1926年)
金属の塊をくり出し、ねじ込み式リューズと裏蓋を組み合わせた、世界初の防水ケース。前述したドーバー海峡横断成功によるプロモーション効果もあり、知名度を高めるきっかけに。

パーペチュアル(1931年)
世界初の全回転方式ローターによって、自動巻きの巻き上げ機能が飛躍的に向上。現在使われている全ての【ロレックス】自動巻きムーブメントのベース。

デイトジャスト(1945年)
オイスターケースに、パーペチュアル機構を搭載し、日付が瞬間的に切り替わるデイトジャスト機構。【ロレックス】の原点ともいえるモデルが、この『デイトジャスト』。

実用的な高級時計としての地位を確立

*出典元:https://www.rolex.com/ja/about-rolex-watches/hans-wilsdorf.html

三大発明によって、ブランドだけでなく時計業界全体の製造技術を飛躍させた【ロレックス】は、その後アイコンとなるモデルを次々と発表していきます。

1953年に『サブマリーナー』と『エクスプローラー』、1955年には『GMTマスター』、そして1963年には、クロノグラフ機能を備えたレーサーのためのモデル『デイトナ』が発表されます。発売時はそれほど人気がなかったのですが、プロのカーレーサーたちに愛用され、徐々に人気が高まり、現在ではブランドの代名詞であり、”比類なき存在”へと変貌を遂げました。

【ロレックス】代表モデル(スポーツモデル)

【ロレックス】には多数のモデルがありますが、大きく分けてスポーツモデルとドレスモデルの2種類に分けることができます。まずはスポーツモデルからみていきましょう。

『デイトナ』

*出典元:https://www.rolex.com/ja/watches.html

1963年に登場した【ロレックス】を代表するモデル『デイトナ』。

その名は、フロリダのデイトナビーチで行われたカーレースのオフィシャルタイムキーパーになったことに由来しています。俳優でカーレーサーとしても活躍したポール・ニューマン氏が愛用した初代『デイトナ』「Ref.6239」は、マニア垂涎のレアモデルとして知られています。エキゾチックダイヤルが特徴のこの時計は、現在では「ポール・ニューマンモデル」と呼ばれ、全世界で数千万円~数億円の価格で取引されているほど。(※本人モデルは数十億円)ヴィンテージから現行モデルに至るまで、総じて人気が高く、資産価値も抜群です。

『サブマリーナー』

*出典元:https://www.rolex.com/ja/watches.html

『デイトナ』に並んで高い人気を誇るダイバーズウォッチ『サブマリーナー』。

【ロレックス】が開発した世界初のダイバーズウォッチであり、ダイバーズウォッチの原型ともなったモデルです。暗い水中でも時間を確認できるよう、夜光塗料が施されたインデックスや針、逆回転防止ベゼルなど、実用的でありながらも、優れたデザイン性でブランドのアイコン的な地位を確立しています。通称「グリーンサブ」や「赤サブ」、「軍サブ」等、現行からヴィンテージまでバリエーションが豊富に存在します。

『シードゥエラー』

『サブマリーナー』の上位機種であるプロスペック仕様の『シードゥエラー』。

プロダイバーの為に制作されたこのモデルは、圧倒的な防水性能に加え、ケースサイドに飽和潜水時に自動でヘリウムガスを排出する特殊機構”ヘリウムガスエスケープバルブ”が搭載されております。ケースサイズが大きく、現行「Ref.136660」においては【ロレックス】で最も大きいとされる44mm経。この大きさに惹かれて購入を決める方も多いです。

『GMTマスター』

*出典元:https://www.rolex.com/ja/watches.html

パイロットたちの要望によって、回転ベゼルと24時間針を備え、最大で3カ国の時間を同時に把握できる『GMTマスター』。

個性的なツートンカラーのベゼルデザインは、製造期間や型番によって豊富なパターンが存在し、「ペプシ(青×赤)」「コーク(赤×黒)」、「バットマン(青×黒)」などのペットネーム(愛称)があることで有名です。出張が多いビジネスマンや世界を飛び回る方から選ばれることが多かった同モデルも、現在はそのデザイン性に惹かれて購入する方が増えております。

『エクスプローラー』

*出典元:https://www.rolex.com/ja/watches.html

冒険家のために開発された『エクスプローラーⅠ』。

前述のエベレスト登頂時に着用されていたオイスターを原型とし、高い堅牢性とシンプルなデザインが魅力のこちらは、【ロレックス】のスポーツモデルの中で一番シンプルなモデル。その見た目からオンオフ問わず着用でき、ビジネスシーンでも重宝されています。

『エクスプローラーⅡ』

*出典元:https://www.rolex.com/ja/watches.html

『エクスプローラーⅠ』の上位機種として開発された『エクスプローラーⅡ』。

堅牢性と機能性を重視し、デイト表示、オレンジカラーの24時間針、リューズガードが装備されたこちらは、アイコニックなデザインを好んで購入される方が多いモデル。2021年に誕生50周年を迎えましたが、初期のヴィンテージモデルにおいては、マニアの中で非常に人気が高く、中古市場にて高値で取引されているモデルでもあります

『ヨットマスター』

*出典元:https://www.rolex.com/ja/watches.html

クルーザーやヨットでリゾートを楽しむセレブリティのためのモデル『ヨットマスター』。

高級ラインという位置付けのため、立体的にエンボス加工された独特のベゼルデザインを採用し、素材もステンレスを展開していない『ヨットマスター』。船上での使用を目的としているため、防水性能は100mですが、スポーツモデルの中で唯一、メンズ・ボーイズ・レディースの3サイズ展開となっており、ペアウォッチとしても人気が高いモデルです。

【ロレックス】の代表モデル(ドレスモデル)

続いてドレスモデルをみていきましょう。

『デイトジャスト』

*出典元:https://www.rolex.com/ja/watches.html

1945年登場の、三大発明の全てを備えた、ブランドを象徴するモデル『デイトジャスト』。

実用性・堅牢性・汎用性の3拍子が揃ったこちらは、ステンレス素材のシンプルなモデルから、ゴールドとのコンビ、インデックスやベゼルにダイヤや宝石が装飾されたエレガンスなモデルまで、サイズも含めて幅広いバリエーションが展開されております。

『オイスターパーペチュアル』

*出典元:https://www.rolex.com/ja/watches.html

オイスターケースとパーペチュアル機構を備えたモデル『オイスターパーペチュアル』。

日付表示もなく、【ロレックス】において一番シンプルなデザインのこちらは、服装やスタイルを選ばず、お手頃な価格で入手できるモデルとしても知られています。2020年にはカラフルな文字盤の新世代コレクションが登場し、ターコイズを筆頭に一部のカラーに人気が殺到。現在、中古市場では価格が高騰し、入手困難なモデルとなっています。『デイトジャスト』同様に、ケースサイズが豊富にラインアップされております。

『デイデイト』

*出典元:https://www.rolex.com/ja/watches.html

【ロレックス】の最上位コレクションとして、1956年に登場した『デイデイト』。

当時のアメリカ大統領”ドワイト・D・アイゼンハワー氏”に贈られたことから、採用されているブレスレットは、通称“プレジデントブレスレット”と呼ばれています。ゴールドやプラチナといった貴金属素材のみがラインアップされ、3時位置には日付表示、12時位置には曜日機能を搭載。ハイクラスモデルでありながら、実用性にも優れています。重厚感と高級感を醸し出し、文字盤、インデックス、ベゼルなどに様々なバリエーションが存在するため、自分好みのモデルを見つける楽しみも味わえます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

世界中から愛され続けている【ロレックス】。現行からヴィンテージまで幅広く存在するモデルは、誰しもを魅了するデザイン性や機能性、そして圧倒的な知名度によって、資産としての価値は今後も益々上昇し続けていくことでしょう。

そんな魅力的なモデルが多数存在する【ロレックス】の腕時計を、是非手にしてみてはいかがでしょうか。

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