阿部泰治のパテック論~第169回~
超希少!『コンプリケーション クロノグラフ』
「Ref.5070P-001」をご紹介!

みなさん、こんばんは。

現在発生している秋田県を中心とした大雨により被害を受けたみなさま、ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。みなさまの安全と一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

さて今回は、私が推している【レマニア】ベースのムーブメントを搭載したモデル『コンプリケーション クロノグラフ』「Ref.5070P-001」が入荷いたしましたのでご紹介していきたいと思います。是非とも、最後まで楽しんでご覧ください!

「Ref.5070P-001」
コンプリケーション クロノグラフブルー文字盤 PT

「Ref.5070」シリーズ誕生10周年にあたる2008年に登場した、重厚感漂う上品な印象の『コンプリケーション クロノグラフ』「Ref.5070P-001」。

42mmの迫力あるケースやステップベゼル、存在感のある太いラグなど、どの角度から見ても美しく、発表から15年経った今日(こんにち)においても多くの人を魅了しています。

ここで、本題へと入る前に「Ref.5070」シリーズについて簡単にご紹介します。

*出典元:https://www.christies.com/en/lot/lot-6378182

最初に登場したのは、1940年代に製造された『クロノグラフ スプリットセコンド』のアヴィエーターウォッチを基に、42mm径の18KYG(イエローゴールド)ケースとブラック文字盤の組み合わせで、1998年に誕生した「Ref.5070J-001」。

インダイヤル、タキメータースケール、アップライドのアラビアインデックス、時・分・クロノ針など、あらゆる箇所がゴールドで彩られ、妖艶な雰囲気が漂うこちらは、高い人気を誇りつつも、誕生から4年後の2002年に廃盤となってしまいます。

*出典元:https://www.sothebys.com/en/buy/auction/2020/watches-weekly-london-16/reference-5070g-001-white-gold-chronograph

「Ref.5070J-001」の廃盤に伴い、同年(2002年)に登場したのが「Ref.5070G-001」。

ややグレーがかった白文字盤に、時・分・クロノ針、インダイヤルの針、アップライドのインデックス、タキメータースケールが黒色に一新され登場しました。雰囲気も大きく変わり、クールで上品な印象となっています。

*出典元:https://www.sothebys.com/en/buy/auction/2022/important-watches-part-i/ref-5070r-001-pink-gold-chronograph-wristwatch?locale=en

続いて、2004年頃~2008年頃に製造された「Ref.5070R-001」。

18KRG(ローズゴールド)ケースに、爽やかなシルバー文字盤の組み合わせが、上品でエレガントな仕上がりのこちらは、未だ当店で取り扱ったことの無い、是非とも一度お取り扱いしたいモデルであります。

*出典元:https://www.sothebys.com/en/buy/auction/2022/important-watches-part-i/ref-5070p-001-platinum-chronograph-wristwatch

そして、「Ref.5070」シリーズ最後に登場したのが、今回ご紹介の「Ref.5070P-001」。

PT(プラチナ)ケースに、鮮やかなブルー文字盤の組み合わせで登場したこちらは、僅か1年程で生産終了となってしまった為、当時から市場での出回りが非常に少ないモデルです。当店では2本目の取り扱いとなっていますが、前回入荷時も注目度は非常に高く、問い合わせを多数いただき、即販売に至っています。

一通り「Ref.5070」シリーズについてご紹介したところで、本題の「Ref.5070P-001」に話を戻します。

ブルーにほんのりパープルが加えられたような、落ち着いた色味の文字盤が上品な印象のこちらは、クロノ針・インダイヤル・タキメータースケールが白で描かれていることにより、視認性が向上しています。

サファイアスケルトンバックから鑑賞いただけるムーブメントには、私が推している【レマニア】ベースの「Cal.27-70 CHR.」が搭載されており、芸術品とも言える程、パーツ一つ一つの仕上げが非常に丁寧且つ秀逸で【パテックフィリップ】の高い技術力が感じられます。

ブルーの純正アリゲーターベルトは未使用。ブラックのアリゲーターベルトも付属しこちらは使用済み)、その他付属品についてはもちろん完備です。2015年にメーカーにてオーバーホールされていますが、そちらの修理明細書も付属しております。
※外箱にダメージ箇所がございます。

気になる販売価格は、29,700,000円(税込)

商品ページはこちら

誰しもが手を出せる価格ではございませんが、同モデルで言えばリーズナブルな価格設定になっておりますし、これだけの希少性とデザイン性を兼ね備えていたら、ご納得いただけるのではないでしょうか。是非とも気になる方は、お気軽にご相談ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

【パテックフィリップ】の中でも格別な時計とされていた「Ref.5070」シリーズ。年間の生産本数が決められていたとの話もあり、海外オークション等ですら見掛けることが少なくなりました。今後を考えると、流通量は少なくなっていく一方だと思われますので、このタイミングでのご購入をオススメいたします。

今後も魅力的で素晴らしい【パテックフィリップ】の時計を今後もお届けして参りますので、次回のパテック論もぜひとも楽しみにお待ちください!

ではまた!

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