Actor’s Watch #168
【マイネーム・イズ・マックス】
トム・ハーディの愛用時計

*出典元:https://www.hollywoodreporter.com/

映画やテレビなどで活躍する俳優の腕時計にフォーカスする「Actor’s Watch」。
第168弾の今回は、トム・ハーディ愛用時計をご紹介して参ります。

2016年の第88回アカデミー賞において、作品賞、監督賞を含む10部門にノミネートされ、その年最多となる6部門での受賞に輝いた『マッドマックス 怒りのデスロード』。シリーズ27年ぶりの新作で、主人公のマックス役をメル・ギブソンから引き継いだトム・ハーディは、「メル・ギブソンじゃないマックスなんて」という外野からの声を覆し、世界中で大ヒットを記録。日本でも多くの熱狂的なリピーターを生み出しました。

私も、立川シネマシティでの爆音上映から、今は無き横浜ニューテアトルでの二番館上映、4DX、日本語吹替版、モノクロバージョンまで、足しげく劇場に通い詰めた日々を思い出します。

*出典元:https://www.monsterfest.com.au/

2024年5月31日に公開されるシリーズ最新作『マッドマックス:フュリオサ』は『~怒りのデスロード』のヒロイン、フュリオサの若き日を描く前日譚。なので、マックス=トム・ハーディは残念ながら『~フュリオサ』に登場はしない模様です。しかし『~怒りのデスロード』の世界的ヒットが無ければ、『~フュリオサ』が製作される事は無かったハズ。

今回の「Actor’s Watch」は、そんな『マッドマックス』シリーズ復活の功労者、トム・ハーディの腕時計コレクションをご紹介して参りましょう。

ブルガリ

ブルガリ ブルガリ クロノグラフ【Ref.BBP41BGLDCH】

*出典元:https:/bossluxurywatch.vn/

2016年の第88回アカデミー賞授賞式でのヒトコマ。『マッドマックス 怒りのデスロード』(2015)ではなく、『レヴェナント: 蘇えりし者』(2015)で助演男優賞にノミネートされていたトム・ハーディが、妻で女優のシャーロット・ライリーと共に、同作で共演したレオナルド・ディカプリオと記念のセルフィーをパシャリ。

スマホを構えるトム・ハーディのタキシードの袖から覗く腕時計は、ブルガリ ブルガリ クロノグラフ(Ref.BBP41BGLDCH)。ベゼルにブランド名を配した個性的なデザインは、パテックフィリップのノーチラスや、オーデマピゲのロイヤルオークを生み出した事で知られる腕時計デザイナー、ジェラルド・ジェンタの手によるもの。ピンクゴールドの華やかなイタリアンウォッチは、トム・ハーディ本人というより、セクシーなドレスに身を包んだ、妻のスタイリングに合わせたもののようにも思えます。

ロレックス

スカイドゥエラーRef.326934

*出典元:https:/www.bobswatches.com/

続いてはロレックスから。クリストファー・ノーラン監督作『ダンケルク』(2017)のプレミアでのヒトコマです。ブリティッシュな仕上げのスーツをキリッと着こなしたトム・ハーディの腕に着けられているのは、ロレックス スカイドゥエラー(Ref.326934)と思われます。

第二次世界大戦での英仏連合vs独軍の戦いを描いた『ダンケルク』。彼は映画の中で英国空軍の戦闘機パイロットを演じていたので、それに合わせて「英国+パイロットウォッチ」のスタイリングになったのでしょう。ちなみに劇中では、彼はオメガ(Ref.CK2129)を着用していましたが、これは第二次世界大戦当時、連合国軍が実際に使用していたものでした。

ターノグラフRef.116264

*出典元:https:/www.pinterest.com/

2012年に行なわれた、新作映画『Black & White/ブラック & ホワイト』の記者会見でのヒトコマ。カジュアルな赤いTシャツに合わせるように、赤い秒針とカレンダーがトレードマークのロレックス デイトジャスト ターノグラフ(Ref.116264)がトム・ハーディの腕に着けられておりました。

『Black & White/ブラック & ホワイト』では、スーツ姿のCIAエージェントを演じていたトム・ハーディ。そんな役柄に合わせ、エレガントながらスポーティーでもあるターノグラフを選んだのかもしれません。

エクスプローラーⅡRef.216570

*出典元:https:/www.bobswatches.com/

最後はコチラ。2015年の主演作『レジェンド 狂気の美学』のプロモーションの為、トロント映画祭を訪れたトム・ハーディーが着用していた腕時計は、ロレックス エクスプローラー Ⅱ (Ref. 216570)でした。

カンヌ映画祭やアカデミー賞授賞式などに比べ、カジュアルな雰囲気で知られるトロント映画祭。トム・ハーディも、Tシャツにデニムパンツ、ベースボールキャップという非常にカジュアルな装いで映画祭を楽しんだようです。普段着に近い彼のスタイリングに合わせられたエクスプローラーⅡは、彼の普段使いのお気に入りなのかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

アカデミー賞授賞式のブルガリ以外、飾り気のないロレックスで占められていたトム・ハーディの愛用時計。彼が「腕時計は、実用的なロレックスのベーシックモデルが一番」と考えている事は、ほぼ間違いなさそうです。

*出典元:https://variety.com/

『~怒りのデスロード』から始まった新しいマッドマックスシリーズについて、2015年のインタビューで「興行成績によって変わる可能性はあるが、全4部作になる」「続編にも出演する予定」と語っていたトム・ハーディ。

現在79歳のジョージ・ミラー監督ですが、『~怒りのデスロード』や『~フュリオサ』の予告編を観れば、映画監督としてのパワーが衰えていない事は一目瞭然。数年後に公開されるであろうシリーズ次回作では、トム・ハーディ演じるマックス・ロカタンスキーの雄姿が観られることでしょう。

私はその為に、可能な限り『~フュリオサ』にお布施をして参りたいと思います。公開後しばらくは連絡がつかなくなると思いますが、探さないでください。

ではまた!

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