コミットTV 八木コラム
資産価値の高い腕時計の条件とは?

みなさま、こんばんは!

近年、高級腕時計における「資産性」の側面はどんどん強くなってきております。一昔前までは「ステータス性」に対するイメージが強く、一部の富裕層以外には見向きもされていないのでは?といった印象でしたが、今日(こんにち)においては、世界的に実物資産として認められ、不動産・アート・金などと同様に扱われるようになってきているのです。

もちろん、ご自身がカッコいい!と思う腕時計を身に着けて楽しむことが大前提ではありますが、その上で資産価値も維持できるなら、こんなに嬉しいことはありませんよね。

そこで今回は、

資産価値の高い腕時計の条件とは?

について、改めて解説していきたいと思います。

今後の腕時計選びをより充実させるためにも、必読な内容となっていますので、是非とも最後までお楽しみください。

モノを買えば、買った瞬間から資産価値は下がる】

当たり前のことではありますが、形あるモノはいつか壊れていきます。金や銀のように、半永久的にその形を失わないモノではない限り、買った瞬間から壊れるリスクを伴う=資産価値が減っていくのです。そして、それは腕時計も例外ではなく、買った瞬間に定価より価値が下がってしまうのは当たり前のことだと言えます。

しかし、時間の経過と共に価値が高くなり、定価の何倍もの値段で取引される(=資産価値が高い)モデルも存在するのが高級腕時計。果たして資産価値が高い腕時計とはどのようなモデルなのか。それにはいくつかの条件がございますので、順を追って解説していきましょう。

【資産価値の高い腕時計の条件とは?】

①知名度の高いブランド

いかに複雑な機構を搭載した素晴らしい腕時計を作ったとしても、それを知っている人がいなければ、まず需要が高まることはありません。逆にシンプルな作りだとしても、万人から認知されているブランドであれば、需要が高まる可能性は上がります。要するに、”知名度の高いブランド“を選ぶことは、資産価値の高い腕時計を手に入れるための必須条件と言えるのです。

②世界的に人気のあるモデル

ブランド選びの次はモデル選びが鍵となります。世界的に高級腕時計が実物資産として認められてきている今日(こんにち)では、日本市場での人気はもちろん、”世界的に人気のあるモデル“であるかどうかが重要になってきます。極端な話、マーケットの小さい日本国内で人気が無かったとしても、世界規模で見た時に人気があれば価格は落ちにくいとも言えるのです。

③半永久的にメンテナンス可能で長期間保有できる

資産価値の高い腕時計は、永久修理保証を宣言しているブランドのモデルが多い傾向にあります。これは購入者だけに留まらず、子供や孫にまで代々受け継ぐことも可能ということを示しており、それだけ長い期間使い続けられるということです。”半永久的にメンテナンス可能で長期間保有できる“ということは、その資産価値も担保されやすくなるのです。

【資産価値の高いブランド&モデル】

ここからは、実際に資産価値の高いブランドとモデルをご紹介していきます。

①【ロレックス】

最初にご紹介するのは、知名度・人気共にトップクラスの【ロレックス】。

もはや説明不要だとは思いますが、これほどまでに高級腕時計を資産価値として広めたのは、【ロレックス】をおいて他にありません。興味があってもなくても誰もが知っているブランドであり、揺るぐことのない圧倒的な地位を確立しています。

『デイトナ』

“キング オブ ロレックス”と称され、世界中での圧倒的な知名度・人気を誇る『デイトナ』。

その名は、フロリダのデイトナビーチで行われたカーレースのオフィシャルタイムキーパーになったことに由来しています。俳優でカーレーサーとしても活躍した”ポール・ニューマン氏”が愛用した初代『デイトナ』「Ref.6239」は、現在では「ポール・ニューマンモデル」と呼ばれ、マニア垂涎のレアモデルとして知られていますが、全世界で数千万円~数億円の価格で取引されているほど。(※本人モデルは数十億円)ヴィンテージから現行モデルに至るまで、総じて人気が高く、資産価値も抜群のモデルです。

『GMTマスター』

回転ベゼルと24時間針を備え、最大で3カ国の時間を同時に把握できる『GMTマスター』。

個性的なツートンカラーのベゼルデザインは、製造期間や型番によって豊富なパターンが存在し、「ペプシ(青×赤)」「コーク(赤×黒)」、「バットマン(青×黒)」などのペットネーム(愛称)があることでも有名です。出張が多いビジネスマンや世界を飛び回る方から選ばれることが多かった同モデルも、現在はそのデザイン性に惹かれて購入する方が非常に多くなってきています。

『サブマリーナー』

『デイトナ』に次いで高い人気を誇る、ダイバーズウォッチの雄『サブマリーナー』。

【ロレックス】が開発した世界初のダイバーズウォッチであり、暗い水中でも時間を確認できるよう夜光塗料が施されたインデックスや針、逆回転防止ベゼルなど、実用的でありながら優れたデザイン性も併せ持つ、ブランドのアイコン的な存在です。通称「グリーンサブ」、「青サブ」、「赤サブ」、「軍サブ」等、現行からヴィンテージまでバリエーションが豊富に存在していることで、老若男女問わず高い人気を誇っています。

②【パテックフィリップ】

続いては、世界三大腕時計ブランドの一角【パテックフィリップ】。

圧倒的な存在感・ステータス性・希少性などを兼ね備え、資産価値という観点において外すことの出来ない【パテックフィリップ】。世界オークションでも高額落札されることの多い【パテックフィリップ】のモデルたちは、それだけ世界中で需要があります。孫の世代にまで受け継ぐことのできる腕時計を提供しており、半永久的に修理が可能な数少ないブランドです。

『ノーチラス』

【パテックフィリップ】の顔とも呼べる代表的コレクション『ノーチラス』。

1976年に登場した当時、高級腕時計といえばゴールド素材が一般的でしたが、SS(ステンレススチール)素材の高価なスポーツモデルが誕生したとして、業界から大きな注目を集めました。そこから半世紀が経過した今日(こんにち)では、”ラグジュアリースポーツウォッチ”の筆頭格として高い人気を誇り、『ノーチラス』と名の付いたモデルは軒並みプレミアム価格が付いているという、まさに圧倒的な資産価値を持つモデルです。

『アクアノート』

『ノーチラス』と並び【パテックフィリップ】の代表作に数えられる『アクアノート』。

カジュアルな雰囲気をまといながらも、オンオフ問わず幅広く活躍してくれるこちらは、そのカラーバリエーションも豊富なため、自分好みの時計を見つけられる点も大きな魅力です。直近では『ノーチラス』以上に探されている方が多くなってきている印象で、今後が更に楽しみなモデルと言えるでしょう。

③【オーデマピゲ】

最後は、【パテックフィリップ】同様に世界三大腕時計ブランドの一角に数えられる【オーデマピゲ】。

数々の代表作を生み出してきた歴史あるブランドで、その技術力の高さは折り紙つきの【オーデマピゲ】。超複雑機構を搭載したモデルや革新的なコラボレーションモデルの発表も多く、高級腕時計業界の第一線を走り続けております。話題性にも尽きない抜群の知名度を誇り、資産価値を語る上で外せないブランドといえるでしょう。

『ロイヤルオーク』

ラグジュアリースポーツウォッチというカテゴリーの礎を築いた『ロイヤルオーク』。

発売当時から変わらない八角形のオクタゴンベゼルは、誰が見てもわかるデザインであり、長きに渡って世界中で愛され続けてきました。かの有名な腕時計界の天才デザイナー”ジェラルドジェンタ”氏が最初に手掛けたラグジュアリースポーツモデルは、今ではこの形状に類似したモデルが出回るほど、多くのブランド・人に影響を与えた一本です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

高級腕時計の選び方は千差万別。その上で、今回ご紹介させていただいた”資産価値”という側面は、今や高級腕時計を選ぶ際、簡単には無視出来ない重要な観点とも言えるでしょう。「好きなモノを着けるべき!」そんな声が聞こえてくるのは承知の上で、まずはその側面を知っておくことに重きを置いてもらえれば幸いです。

何事もそうですが、知見を増やして損!なんてことはほとんどありません。まずは知ることから。そして色々な幅を広げ、より多くの腕時計の魅力を感じてもらえれば何よりです。特にまだ高級腕時計をお持ちでない方!是非とも、本記事の内容も参考にしてみてください。

ではまた!

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