高級腕時計 パーツ紹介
~”ムーブメント”バリエーション~
ブレゲ 編

本日は高級腕時計 パーツ紹介~”ムーブメント”バリエーション~ブレゲ 編をお送りいたします。

高級腕時計のムーブメントは、職人の手作業によって数百ものパーツを組み合わせて製作されており、シンプルなニ針のモノから永久カレンダー、トゥールビヨン等の超複雑機構まで、数多のバリエーションが存在しています。また、各機能を実現しているだけのモノでなく、芸術品と呼ぶに相応しい程の美しい仕上げが施されたモノが多くあり、その造形美に心打たれて購入を検討される方も少なくありません。

そこで複数回に渡り、各ブランドの主要ムーブメントを代表的なモデルと合わせてご紹介していきたいと思います。

今回は、”ブレゲ“に搭載されている主要ムーブメントをお届けいたします。是非とも最後までお楽しみください。

ムーブメントのご紹介

①Cal.777A

Cal.777A
スペック(仕様)
直径-mm厚さ-mm
振動数28,800振動登場年2018年
石数26個駆動方式自動巻
構成3針+デイト表示パワーリザーブ約55時間
“Cal.777A”の特徴
これまでヌーヴェル・レマニア、フレデリック・ピゲをベースにエボーシュしていた【ブレゲ】が新規に設計した、自社製基幹ムーブメント。
巻き上げ効率を上げるために大きなローターを採用、パワーリザーブをあえて抑えることで耐久性を確保している。
代表モデル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/breguet/marine-311550/

➁Cal.582

Cal.582
スペック(仕様)
直径-mm厚さ-mm
振動数28,800振動登場年2007年
石数25個駆動方式自動巻
構成3針+クロノグラフ+デイト表示パワーリザーブ約48時間
“Cal.582″の特徴
1994年に開発されたヌーヴェル・レマニア製クロノグラフ「Cal.1350」の系譜を継いでいるムーブメント。
フライバック機構を追加し、針飛びをしないように改良。
「Cal.1350」から「Cal.582」へのアップデートを手掛けたのは、ムーブメントメーカーのTHAの創業者でもある「フランソワ・ポール・ジュルヌ」。
代表モデル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/breguet/marine-380175/

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/breguet/type-xx-323984/

➂Cal.777Q

Cal.777Q
スペック(仕様)
直径27.60mm厚さ-mm
振動数28,800振動登場年2006年
石数26個駆動方式自動巻
構成3針+デイト表示パワーリザーブ約55時間
“Cal.777Q”の特徴
ブリッジのコート・ド・ジュネーヴ仕上げなど審美性にも長けた自社製極薄ムーブメント。
脱進機とヘアスプリングにシリコン素材を用いて、耐磁性・耐久性に優れ、高い精度を実現。
代表モデル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/breguet/classic-337733/

➃Cal.502.3 DR1

Cal.502.3 DR1
スペック(仕様)
直径27.00mm厚さ-mm
振動数21,600振動登場年-年
石数37個駆動方式自動巻
構成2針+ムーンフェイズ+パワーリザーブ+デイト表示パワーリザーブ約46時間
“Cal.502.3 DR1″の特徴
基本設計を50年以上前にさかのぼる「Cal.502」系の流れを汲む傑作ムーブメント。
シリコン製ヒゲゼンマイや脱進機を新たに採用することで性能をアップデートさせるだけでなく、ジュネーブ仕上げなど審美性にも優れている。
代表モデル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/breguet/classic-325382/

⑤Cal.507DR

Cal.507DR
スペック(仕様)
直径32.70mm厚さ-mm
振動数21,600振動登場年2005年
石数34個駆動方式手巻
構成2針+パワーリザーブパワーリザーブ約50時間
“Cal.507DR”の特徴
1809年に発表され、スースクリプション(予約)方式で販売された「Ref.No.2292」を彷彿とさせる自社製ムーブメント
懐中時計に見られた地板と受けに施された「サンドブラスト(グルネイユ)装飾」、シンメトリーかつ立体的な造形が特色。
代表モデル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/breguet/classique-tradition-322994/

⑥Cal.569

Cal.569
スペック(仕様)
直径36.00mm厚さ-mm
振動数18,000振動登場年2007年
石数43個駆動方式手巻
構成2針+トゥールビヨンパワーリザーブ約50時間
“Cal.569″の特徴
『トラディション』初の複雑時計用ムーブメントとして、スースクリプション「Ref.No.2292」を元に開発された。
トゥールビヨンとコンスタントフォース(動力伝達を一定に保つ機構)を両立させ、高精度と安定性を確保。
カンチレバー型ブリッジで支えたトゥールビヨンキャリッジ、素材にチタンを使用したことによる軽量化、シリコン製ヒゲゼンマイなど、随所に先端技術を用いている。
代表モデル
『トラディション』「Ref.7047」

*出典元:https://www.breguet.com/jp/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%B9/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3/7047

⑦Cal.584Q/2

Cal.584Q/2
スペック(仕様)
直径-mm厚さ-mm
振動数28,800振動登場年-年
石数26個駆動方式自動巻
構成3針+デイト+昼夜表示+クロノグラフパワーリザーブ約48時間
“Cal.584Q/2″の特徴
脱進機などにシリコン素材を採用、12時間積算計、スモールセコンド、デイト、昼夜(24時間)表示を配置。
センターに同軸上配置された秒・分の積算計を同時にフライバック可能
代表モデル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/breguet/type-xxi-296525/

まとめ

いかがでしたでしょうか。

近年、汎用ムーブメントをエボーシュすることも多かった【ブレゲ】ですが、パーペチュアルカレンダー、ミニッツリピーター、トゥールビヨン機構など、革新的技術を生み出してきたアブラアン・ルイ・ブレゲの意思を受け継ぎ、自社製ムーブメントの製作に力を入れています。この機会に、あまり注目されることの多くないムーブメントに着目して愛機を探してみてはいかがでしょうか。

今回、代表モデルとしてご紹介したモノの中には、既にディスコン(廃番)となっており、正規販売店では購入出来ないモノも多くございますので、是非ともお近くにいらした際は、コミット銀座へお立ち寄りください。

今回も、本記事がお気に入りの高級腕時計を見つける一助となることを願っております。

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