大スター『レオナルド・ディカプリオ』と腕時計の関係に迫る～Actor’s Watch #24～

映画やテレビなどで俳優が着用した時計にフォーカスする「Actor’s Watch」。
第24弾の今回は誰もが知っている世界的大スター、レオナルド・ディカプリオの腕時計に注目していきたいと思います。

＊出典元：https://front-row.jp/_ct/17250834

ウルフ・オブ・ウォールストリート

THE WOLF OF WALL STREET（2013）

『タクシードライバー』や『ディパーテッド』で一躍有名となったマーティンスコセッシ監督が手掛けた、1980年代後半から90年代まで実在した株式ブローカーの栄枯盛衰を、大胆かつ繊細に描いた「ウルフ・オブ・ウォールストリート」。

学歴や人脈もない22歳の若者ジョーダン・ベルフォート演じるレオナルド・ディカプリオは、ウォール街に飛び込み、巧みな話術で瞬く間に人々の心をつかみ業績を上げ、猛烈なスピードで成り上がっていきます。富と名声を得た彼は、これでもか！という程、豪遊し尽くし、その末路は、、、

＊出典元：https://www.hodinkee.jp/articles/leonardo-dicaprio-wears-two-tag-heuers-for-the-wolf-of-wall-street

そんな映画の冒頭にあたる、成り上がる前のディカプリオの腕元には、セイコー ソーラーと思われる時計が着けられております。

＊出典元：https://www.hodinkee.jp/articles/leonardo-dicaprio-wears-two-tag-heuers-for-the-wolf-of-wall-street

ウォール街に飛び込んだばかりで、これからキャリアをスタートさせるという背景と、比較的安価で誠実なイメージを持つセイコーの腕時計は、見事なチョイスだと言えるでしょう。

しかし、そんなクリーンだった彼も巨万の富を得てからは、身に着ける時計がいかにもと言える程、ガラッと変わります。

＊出典元：https://www.hodinkee.jp/articles/leonardo-dicaprio-wears-two-tag-heuers-for-the-wolf-of-wall-street

このシーンで着けているのは18Kのタグ・ホイヤー 2000 WN5141。ベゼルにはダイヤモンド、リューズにはサファイアが散りばめられた、まさにこれでもかといえるほど豪華絢爛な仕様となっています。そんな時計もさらっと着けこなすディカプリオ。いつか私もこのオーラを手に入れてみたいものです（笑）

ブラッド・ダイヤモンド

BLOOD DIAMOND（2007）

内戦の続くアフリカ奥地を舞台に、隠された巨大なピンク・ダイヤモンドをめぐって3人の男女の運命が交錯する、社会派アドベンチャー・スリラー、『ブラッド・ダイヤモンド』。

ダイヤモンド業界の暗部に光を当てた内容が、社会的な議論をも引き起こした衝撃作とも言われるこの映画で、数々のアクションシーンをこなしたディカプリオの腕元に見えるのは、ブライトリング アベンジャー。

＊出典元：https://wallpaperscave.com/

極めて高い頑強性や衝撃性、高い視認性を持つこの時計は、陸海空あらゆるフィールドにおいての使用を前提とした「タフ」な時計とされています。ダイヤモンドの採掘現場や紛争地帯を舞台に孤軍奮闘する役柄には、まさに打って付けの時計ではないでしょうか。

インセプション

INSEPTION（2010）

「ダークナイト」のクリストファー・ノーラン監督が、オリジナル脚本で描くSFアクション大作『インセプション』。アカデミー賞では作品賞をはじめ8部門にノミネートされ、撮影賞、視覚効果賞、音響編集賞、音響録音賞 と技術系の4部門を受賞した大ヒット映画です。

人が眠っている間にその潜在意識に侵入し、他人のアイデアを盗みだすという奇抜なストーリーで、企業スパイのコブ役を演じたディカプリオの腕元には、タグホイヤー カレラ キャリバー5 WV211B.BA0787が着けられています。

＊出典元：https://www.eiga-lover.com/eccube/html/products/detail/179

多種多様な見せ方を必要とする企業スパイという役柄と、スポーツウォッチでありながらエレガンスさも持ち合わすカレラ キャリバー5が、とてもマッチしています。

華麗なるギャツビー

THE GREAT GATSBY（2013）

第1次大戦後の狂騒の1920年代を舞台に、アメリカンドリームを体現した謎めいた男、ジェイ・ギャツビーの半生を描いた、F・スコット・フィッツジェラルドの名作小説の映画化第5弾『華麗なるギャツビー』。

快楽的な生活を送る謎の富豪の正体を、ある女性との恋を絡めながら描いているこの映画で、人並み外れた容姿と富を兼ね備えたギャツビー役をクールに演じているディカプリオ。

＊出典元：https://www.watch-id.com/sightings/steel-vintage-watch-leonardo-dicaprio-great-gatsby

富豪という立場でありながら、腕元にはSS(ステンレススチール)製のジャガールクルト レベルソに似た時計が着けられています。こちらはなかなか情報が見つからなかったため、もしご存知の方がいらっしゃいましたら、お教えいただけますと幸いです！

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まとめ

かつて「レオ様」と呼ばれたディカプリオも、今年で47歳。

いくつになってもその全てがカッコよく見えるディカプリオは、戦地で奮闘するタフな役から優雅で豪快な大富豪役まで、どのような役でもまるで本人かのように演じ切ってしまう「カメレオン」俳優とも言えるでしょう。

過去にはタグホイヤーのアンバサダーも務めていたディカプリオ。果たして彼の次回作にはどんな時計が登場してくるのでしょうか。

ではまた！