コミットTV 八木コラム
世界の【ヴィンテージロレックス】 コレクターが集まる
VRAに潜入!!Part1

みなさま、こんばんは!

世界各国の著名なコレクターやディーラー、ショップオーナー、オークショナー等、約100名が集まり、それぞれのコレクションを披露し、交流を深める世界規模の集い

【VRA】(Vintage Rolex Asylum)

この由緒正しい集いに、今回初めてコミット銀座から私と鑑定士の金子が参加させていただきました。

披露される時計はオークションピースに匹敵するモノばかりで、特にヴィンテージロレックスを中心とした、”ポールニューマン”や”カンジャー”、”トロピカル”や”ステラ”など、希少個体が目白押しでした。

ということで、今月から3週に渡り【VRA】で見た数々の希少個体をご紹介させていただきます。第1回目の今回は、手巻き『デイトナ』をピックアップしましたので、ぜひ楽しんでご覧ください!

『デイトナ』「Ref.6265/8

手巻き『デイトナ』中でも特に希少とされている18KYG(イエローゴールド)を使用した「Ref.6265/8」。

金×黒のコントラストが最高にカッコ良いこちらのモデルですが、使用感の少ない極上個体で、ケース、ベゼルはノンポリッシュと、金子が常々申し上げている”バキバキ”個体をまさに体現したかのような最高の逸品でした。

しかもそれを裏付けるかのように、裏蓋にはレフシールがきれいに残っており、使用感がほとんどありません。また、付属品も完品と言うこと無しの逸品でした。

手巻き『デイトナ』の金無垢モデルは現存する個体が本当に少なく、見掛けることなんてほぼございませんが、まさかこんな未使用レベルのモノを見ることができるなんて、、、最高過ぎます。

『デイトナ』「Ref.6265」“ポールニューマン“ダイヤル

ヴィンテージロレックスで最も人気と言われている第三世代の手巻き『デイトナ』「Ref.6265」の”ポールニューマン”ダイヤル。

生産期間が短く、他のモデルよりも希少価値が高くなっております。更にこちらの個体には激レアポイントがございまして、なんと裏蓋に”ミステリークロス”が刻印されているのです!

こちらの”ミステリークロス”は、コレクターの間でも謎に包まれていた刻印とされていましたが、実はこちら、登山家テンジン・ノルゲイが同行した、スイス人によるエベレスト登頂の挑戦失敗から20年を記念して、スイス山岳研究財団のためにエングレービングされたモノのようで、なんとこの刻印がある個体は世界で3本しか(全て「Ref.6265」)確認されていないとのこと。オークションピースの”ポールニューマン”でありながら、更には世界で3本しかないという、”超”が付く程の希少品に出会えたこと、感無量です!!

『デイトナ』「Ref.6240」”トロピカル”ダイヤル

第三世代の手巻き『デイトナ』「Ref.6263」「Ref.6265」が誕生する前の数年間に製造されたと言われている希少な「Ref.6240」。

スクリューロック式のプッシュボタンが採用された第三世代『デイトナ』のプロトタイプと呼ばれており、生産数もごく僅かと言われている希少個体です。こちらの個体は文字盤が最大の魅力で、経年変化によりブラックがブラウンに変色した通称”トロピカルダイヤル”を搭載しています。この変色具合が本当に絶妙で、何時間でも見てられる程の雰囲気抜群な個体でした。

『デイトナ』「Ref.6265」“カンジャー“ダイヤル

オマーン国章である”カンジャー(短剣)”が印字された、第三世代の手巻き『デイトナ』「Ref.6265」。

中東のオマーンでしか手に入らない”カンジャー”は、『デイトナ』以外のモデルにも存在していますが、そのどれもが希少でオークションピースと化しています。

ケース・ダイヤルコンディションも抜群で夜光の欠けもなく、まさに素晴らしいの一言でした。ここまでの状態を保ちながら、このようなレアポイントを有した個体は、極めて珍しいと言えるでしょう。

『デイトナ』「Ref.6263」“デザートイーグル”ダイヤル

ドバイ国王の依頼を受けて1970年代半ばに製作された『デイトナ』「Ref.6263」”デザートイーグル”。

UAE(アラブ首長国連邦)の象徴である紋章がダイヤル12時位置に、販売店である”Wazarah Ad Difa’ A department”がアラビア語で6時位置にプリントされた、存在感抜群の一本です。製造本数は非常に少なく、当時の関係者に配られた以外では、約30本程しか販売されなかったとのことです。普通であれば、まずお目に掛かれないであろう極めて希少な最上級個体です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

どの個体もオークションピース級の超希少なモデルばかりであったかと思います。これだけ多くの希少個体が一堂に会していることで少し錯覚してしまいましたが、本来であれば今回ご紹介した内の1本でも実機を見れれば、御の字といったところですよね。このような機会をいただけたことは本当に幸せなことですし、経験をしっかりと活かして、皆さまにより時計を好きになってもらえるよう、たくさんの情報をお伝えしていければと思います。

次回も激レア個体をどんどん紹介していきたいと思いますので、楽しみにお待ちください!

ではまた!!

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