【オメガ】の腕時計とは?人気の理由や魅力、定番モデルを解説!

【ロレックス】と並び全世界で圧倒的な知名度と人気を誇る高級腕時計ブランド【オメガ】。手に取りやすい価格のモデルから数量限定の高額モデルまで、豊富なラインアップで絶大な人気を誇っています。

今回は、そんな【オメガ】の特徴や歴史、そして人気モデルをご紹介致します。「オメガの時計が気になる!」「ブランドについて詳しく知りたい!」という方は、特に本記事を参考にしてみてください。

【オメガ】とは

1848年にスイスで工房を設立し、跡を引き継いだ彼の息子たちによって、高級腕時計ブランドとして発展していった【オメガ】。高級腕時計ブランドの中では比較的安価でありながらも、高品質な時計製造と抜群の知名度から、初めて高級腕時計を購入する方からも選ばれることの多いブランドです。

オリンピックの公式タイムキーパーを務めていることや、NASAの公式時計として採用されていることからも、高い技術力や知名度を兼ね備えていることは一目瞭然ですね。

【オメガ】の歴史

スイスの時計工房から始まる

*出典元:https://www.omegawatches.jp/ja/chronicle/1848-the-first-workshop

【オメガ】の歴史は”ルイ・ブラン”がスイスで時計工房を開いたことから始まります。初期の製品はカギ巻式の懐中時計でしたが、息子たちをパートナーとして迎えたことをきっかけに、労働の町として知られていたスイスのビエンヌに会社を移します。

こうして時計製造の基盤を整えると、1880年に機械式シリンダー・エスケープメントのムーブメントを発表します。このムーブメントを搭載した『ジュラ』『パトリシア』『ヘルベチア』『ケルティック』の懐中時計は、ヨーロッパ市場にて高い評価を得ることに成功します。

*出典元:https://www.omegawatches.jp/ja/chronicle/1848-the-first-workshop

その後、南北アメリカにも販売網を広げ、知名度は世界へと広がっていきます。1889年には年間製造数10万本という、スイス最大の時計ブランドへと成長し、1894年には最高品質と評された新型ムーブメント「19ラインキャリバー」を発表します。このムーブメントに付いた名称が、ギリシャ文字で「究極」を意味する【オメガ】。これがきっかけとなり、1903年に社名の一部として使用され始め、1982年には正式に【オメガ】という社名へと変更されたのです。

オリンピック公式時計に任命

*出典元:https://www.omegawatches.jp/planet-omega

1932年にロサンゼルスオリンピックで公式タイムキーパーとして任命されて以来、28回に渡りタイムキーパーを務めている【オメガ】は、計時・計測機能を時代と共に進化させてきました。その技術力の最たるものが、1948年に行われたオリンピックでの光電子写真装置。それまでは人が手動で計測していましたが、30個ものクロノグラフを用い、機械にて計測することで、精度を上げることに成功します。

更には、史上初の電子計測機器「オメガ・タイム・レコード」や、水泳選手がタッチすることでタイマーを止める「タッチパネル」なども【オメガ】による開発です。世界から集まった一流アスリート達の、僅か0.01秒単位の戦いを正確に計測しているということは、その圧倒的な技術力の高さを証明していると言えますね。

NASAの公式時計に採用

*出典元:https://www.omegawatches.jp/planet-omega

1965年、アメリカ航空宇宙局(NASA)は宇宙空間に耐えられる腕時計を選ぶため、時計店や販売代理店から腕時計を調達します。様々なブランドの時計が候補に上がる中、耐熱性や耐衝撃性などの多岐にわたる試験を行なった結果、【オメガ】の『スピードマスター』が唯一基準をクリアし、NASA公式時計として採用されることとなります。そして1969年、人類初の月面着陸の際に『スピードマスタープロフェッショナル』が着用されていたことから、”ムーンウォッチ”として一躍その名が広まりました。

1970年には、アポロ13号でコンピュータが使用不能になるという事故に見舞われます。手動操作でエンジンを作動させなければならない状況で、宇宙飛行士たちは腕元の『スピードマスター』を用いてロケットの噴射時間を計測し、この危機を脱します。この逸話によって、更に『スピードマスター』の信頼度が上がり、腕時計界でも確固たる地位を獲得したのです。

ジェームズ・ボンドの愛用時計への抜擢

*出典元:https://www.listal.com/viewimage/8448557

1995年、スパイ映画の金字塔「007」シリーズの主人公、ジェームズ・ボンドが劇中にて着用する時計に『シーマスター』が抜擢されます。諸説ありますが、この作品で衣装を担当したオスカー受賞デザイナー”リンディ・ヘミングス”は元海軍中佐であり、自身の経験と、数々の危機的状況をくぐり抜けるタフなボンドに相応しい時計として選択されたとのことです。

ちなみに劇中では、ルミナスポイントから強力なレーザーを照射して鉄板を焼き切ったり、ヘリウムエスケープバルブが爆弾の起動ボタンになっていたりと、スパイが使用する秘密兵器の腕時計として登場しています。そして、以降「007」シリーズの映画公開の際には、『シーマスター』とのコラボモデルが発表されるようになるのです。

【オメガ】の特徴

前述の通り、【オメガ】は日本だけでなく、世界中で非常に人気の高いブランドです。ここからは、その人気の秘密に迫っていきます。

抜群のコストパフォーマンス

*出典元:https://www.swatch.com/ja-jp/bioceramic-moonswatch.html

【オメガ】には数十万円で提供されているモデルも数多くあり、購入しやすいうえに、高い耐久性と機能性を備えたモデルが沢山あります。また、その人気から需要が高く、リセールバリューも比較的高い傾向にあります。

最近では【オメガ】と【SWATCH】がコラボした『ムーンスウォッチ』が話題となりましたが、定価約3万円程の時計が、フリマアプリやオークションサイト等で数十万程の価格となっていました。高品質を保ちながらも、手が届きやすい価格帯の腕時計を提供していることは、ブランドの大きな魅力の一つと言えるでしょう。

優れた技術力

*出典元:https://www.omegawatches.jp/planet-omega

【オメガ】は、ブランドの黎明期から時計製造の基盤を作りあげることで、大量生産ができる体制を築いてきたことはもちろん、ムーブメントの開発力にも定評があります。中でも”コーアクシャル脱進機”は、摩擦を最小限に抑えることでオーバーホールの頻度が少なく済み、高性能なムーブメントとして話題となりました。

2013年に発表されたムーブメント”マスターコーアクシャル”は、15,000ガウスもの磁力に耐えうる性能を備えることに成功します。一般的な時計の耐磁性は50~100ガウス、【ロレックス】の『ミルガウス』など、高耐磁時計でも1,000ガウス、、、そんななか【オメガ】の”マスターコーアクシャル”は、その15倍もの耐磁性を持ち、こちらも同様に話題となります。このように優れた製造技術や開発力も兼ね備えている点もブランドの大きな魅力の一つですね。

【オメガ】の4大モデル

【オメガ】には数多くのモデルがラインアップされていますが、ここでは4つの代表的なコレクションを紹介していきます。

『スピードマスター』

*出典元:https://www.omegawatches.jp/watch-omega-speedmaster-moonwatch-professional-co-axial-master-chronometer-chronograph-42-mm-31030425001001

【オメガ】=『スピードマスター』と言ってもいいほど、ブランドを代表するモデルのこちらは、現在”ムーンウォッチ”として広く知られていますが、1957年の登場時はカーレース用の腕時計として販売されていました。

一番の特徴は、文字盤に配された2~3個のスモールセコンドを持つクロノグラフ機構。後のクロノグラフモデルの時計デザインに大きな影響を与えたとされています。また、タキメーターをベゼル上に配置した最初のモデルとも言われています。幅広いバリエーションが展開されており、『スピードマスター レーシング』『スピードマスター スヌーピーアワード』など、限定モデルも多数存在し、『スピードマスター プロフェッショナル』は、自動巻きムーブメントが主流の現在でも、当時の手巻式にこだわって製造されています。

『シーマスター』

*出典元:https://www.omegawatches.jp/watch-omega-seamaster-diver-300m-co-axial-master-chronometer-chronograph-44-mm-21022445101001

『スピードマスター』と並んで人気の高い『シーマスター』。初めて販売されたのは1948年と、他のモデルよりも一足早く登場しています。当初の防水性は”日常生活防水”でしたが、その後改良を重ね、優れた防水時計として知られるようになります。1957年に発表された『シーマスター300』では300m防水を実現し、【オメガ】の”ダイバーズウォッチ”としての地位を確立しました。

また、人気スパイ映画「007」シリーズの主人公、ジェームズ・ボンドが愛用している時計としても有名で「ボンドウォッチ」などと称されています。高い防水性と優れたデザインを兼ね備え、シーン問わず愛用されているモデルです。

『デヴィル』

*出典元:https://www.omegawatches.jp/watch-omega-de-ville-tresor-co-axial-master-chronometer-small-seconds-40-mm-43553402111002

『デヴィル』は元々『シーマスター』の派生モデルとして登場しましたが、人気が高かったことで、後に独立コレクションとなったモデルです。その為、初期モデルには『シーマスター』と『デヴィル』の双方が表記されたダブルネームのモデルもあります。

『デヴィル』はフランス語で”街”や”都会”を意味し、その名の通り上品でクラシックなデザインが特徴です。【オメガ】のドレスウォッチとして、男女問わず人気の高いモデルとなっています。女性向けに作られた『デヴィル レディマティック』やスタンダードな『デヴィル プレステージ』など、こちらも多数のラインアップがあります。

『コンステレーション』

*出典元:https://www.omegawatches.jp/watch-omega-constellation-globemaster-co-axial-master-chronometer-39-mm-13033392102001

『コンステレーション』は1952年に登場したドレスウォッチで、登場時は【オメガ】の高級ラインに位置付けされていたモデルです。シンプルでエレガントなデザインが特徴で、裏蓋には高精度の象徴である「天文台の観測ドーム」が刻印されています。

当時は精度の高さが時計の良さを象徴するものとされ、その精度の高さを表現するのが天文台でした。【オメガ】はこの天文台コンクールに参加し、数多くの賞を受賞しています。中古市場では比較的手に入れやすい価格となっている個体もありますので、ファーストドレスウォッチを手に入れたい方には特におすすめのモデルです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

【オメガ】は知名度が高く、且つ比較的手にしやすい価格のモデルが多数ありますが、ただ安いだけではなく、どのモデルにも高い技術力が搭載され、それでいてコストパフォーマンスに優れております。そのため、初めて高級腕時計を購入される方には、特におすすめのブランドです。もちろん、時計好きな方でも満足できるデザイン性、機能性等を兼ね備えたモデルもございますので、今後もその人気が衰えることは無いでしょう。

そんな【オメガ】のモデルを、みなさんも一度手に取って見てはいかがでしょうか。

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