【ロレックス】『シードゥエラー ディープシー』3世代新旧徹底比較!

皆さま、こんばんは。

1967年頃に誕生した『シードゥエラー』の上位機種として、2008年頃に誕生した『シードゥエラー ディープシー』。【ロレックス】のモデルの中では最大となる44mmのケース径、3,900mの防水性能を備えています。元はプロダイバーのための潜水ツールとして誕生したこちらのモデルですが、今日(こんにち)では、オン・オフ問わず使用出来るシンプルなデザインと日常使いにも適したその堅牢性で人気を博しております。

今回はそんな【ロレックス】『シードゥエラー ディープシー』を3世代遡り、(「Ref.116660」、「Ref.126660」、「Ref.136660」)徹底比較していきます!『シードゥエラー ディープシー』が欲しいけど、「どのモデルを購入しようか迷っている」、「『シードゥエラー ディープシー』の歴史を知りたい」という方は、必読な内容となっていますので、是非とも最後までご覧ください。

『シードゥエラー ディープシー』3世代の紹介

まずは今回比較する3つのモデル、「Ref.116660」、「Ref.126660」、「Ref.136660」をご紹介していきます。

2世代前 Ref.116660
スペック(仕様)
ケース径44mmベゼルセラミック
ダイヤルブラックorD-BLUE夜光クロマライト
素材SSブレスレットSS
防水性3,900m駆動方式自動巻き
Cal3135パワーリザーブ約48時間

『シードゥエラー』の上位機種として2008年頃に登場した『シードゥエラー ディープシー』「Ref.116660」。特許を取得した、通称”リングロックシステム”のケース構造により、3,900mもの防水性を実現しています。2014年頃には、映画監督であり探検家でもある”ジェームズ・キャメロン氏”のマリアナ海溝海洋最深部への歴史的単独潜水を記念し、深海をイメージしたカラーのD-BLUE文字盤が登場しています。

【代表的な希少個体】
◆2008~2009年頃(シリアルM番、V番)
・王冠マーク:王冠マークの両サイドが極端に短い
・ロゴの「S」書体:「DEEPSEA」と「SEA-DWELLER」の「S」が丸みのない「S」に
・防水表記:「12800ft」の「f」が長い、「=」が斜め、文字がセリフ付き

1世代前 Ref.126660
スペック(仕様)
ケース径44mmベゼルセラミック
ダイヤルブラックorD-BLUE夜光クロマライト
素材SSブレスレットSS
防水性3,900m駆動方式自動巻き
Cal3235パワーリザーブ約70時間

2018年頃に登場した「Ref.126660」。【ロレックス】新世代ムーブメント”Cal.3235″を搭載し、耐震・耐衝撃性が向上。パワーリザーブも約70時間へとアップグレードしています。

現行モデル Ref.136660
スペック(仕様)
ケース径44mmベゼルセラミック
ダイヤルブラックorD-BLUE夜光クロマライト
素材SSブレスレットSS
防水性3,900m駆動方式自動巻き
Cal3235パワーリザーブ約70時間

2022年に登場した「Ref.136660」。前モデル登場から僅か4年での新モデル発表ということもあり、基本的なスペックに変更はありません。【ロレックス】の新作発表にて前モデルと何が変わったのか、分からなかった方も多いのではないでしょうか。

「Ref.116660」と「Ref.126660」のスペック比較

まずは「Ref.116660」と「Ref.126660」の比較をしていきましょう。
主なスペックは以下の通りです。

Ref.116660
Ref.126660
44mmケース径44mm
セラミックベゼルセラミック
ブラックorD-BLUEダイヤルブラックorD-BLUE
クロマライト夜光クロマライト
SS素材SS
SSブレスレットSS
3,900m防水性3,900m
自動巻き駆動方式自動巻き
Cal.3135CalCal.3235
約48時間パワーリザーブ約70時間

❶【ダイヤル】

6時位置のロゴ

Ref.116660SWISS MADE
Ref.126660SWISS と MADEの間に王冠マーク追加
6時位置の「SWISS MADE」の文字は、「SWISS」と「MADE」の間に王冠マークが入る仕様へと変更されています。また、書体も比べてみると僅かに違いが見られます。

❷【ブレスレット・バックル】

ブレスレットの幅

Ref.116660狭い
Ref.126660広い
「Ref.126660」はラグ、ブレス、バックルの全てが僅かに大きくなりました。それに伴い、ケースとブレスレットとの一体感はより強くなっております。

❸【ムーブメント】

ムーブメント

Ref.116660Cal.3135
Ref.126660Cal.3235
新世代ムーブメント”Cal.3235″は、クロノメーター規格の倍の精度を誇り、14件もの特許技術が使用され、新パーツが90%以上採用されています。特筆すべきは、パワーリザーブが約70時間になった点で、旧型モデルが約48時間だったことを考えると、大幅にスペックアップしたことがわかります。

リューズ操作(運針の進め方)

Ref.116660時計回り
Ref.126660反時計回り
ムーブメント変更に伴い、リューズの回す方向と運針の連動方向が変更となりました。

「Ref.126660」と「Ref.136660」のスペック比較

続いて「Ref.126660」と「Ref.136660」の比較をしていきましょう。
主なスペックは以下の通りです。

Ref.126660
Ref.136660
44mmケース径44mm
セラミックベゼルセラミック
ブラックorD-BLUEダイヤルブラックorD-BLUE
クロマライト夜光クロマライト
SS素材SS
SSブレスレットSS
3,900m防水性3,900m
自動巻き駆動方式自動巻き
Cal.3235CalCal.3235
約70時間パワーリザーブ約70時間

❶【ダイヤル】

レターの太さ

Ref.126660太い
Ref.136660細い
ごく僅かな違いとなりますが、レターの太さがやや細くなりました。

デイト表示窓

Ref.126660狭い
Ref.136660広い
こちらも僅かな違いとなりますが、デイト表示窓が拡大され、視認性が上がっています。

❷【ブレスレット・バックル】

フリップロックエクステンションリンク

Ref.126660有り
Ref.136660無し
バックル延長機能として、”グライドロックエクステンション”、”フリップロックエクステンションリンク”の2つが備わっていましたが、グライドロックエクステンションシステムのみの搭載へと変更になりました。

❸【チタンの名称変更】

チタンの名称

Ref.126660グレード5チタン
Ref.136660RLXチタン
『シードゥエラー ディープシー』の圧倒的な防水性能は、前述の通り、”リングロックシステム”の構造によって実現しています。このシステムを実現する為に、ケースの裏蓋にグレード5チタンを採用しているのですが、その名称が”RLXチタン”へと変更になりました。素材自体は変わらないので、大きな変更とは言い難いですが、【ロレックス】で使用されるチタンの名称ということを覚えておきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回、【ロレックス】『シードゥエラー ディープシー』の3世代を比較してみましたが、年月を経て、どのように進化を遂げてきたのかがお判りいただけたかと思います。

ケースサイズやデザインにほぼ違いはありませんが、1番長い期間の製造で、希少個体も存在する「Ref.116660」、ムーブメント変更により全体的に機能面がスペックアップした「Ref.126660」、ディテールを改良し、更なる進化を遂げた「Ref.136660」と、各々違った魅力がある『シードゥエラー ディープシー』。

是非とも皆さんのお好きなモデルを探してみてください。

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