【ロレックス】『ヨットマスター』3世代新旧徹底比較!

ヨットクルージングなどのマリンスポーツを楽しむ人をターゲットに、ハイエンドなモデルとして展開されている『ヨットマスター』。プラチナ、ゴールドといった高級素材を使用した気品あるデザインによって、1992年の登場以来、国内外で高い人気を獲得し続けています。

今回はそんな【ロレックス】『ヨットマスター』の中でも代表的なモデル(「Ref.16622」、「Ref.116622」、「Ref.126622」)を3世代遡り、徹底比較していきます!『ヨットマスター』が欲しいけど、「どのモデルを購入しようか迷っている」、「『ヨットマスター』の歴史を知りたい」という方は、必読な内容となっていますので、是非とも最後までご覧ください。

『ヨットマスター』3世代の紹介

まずは今回比較する3つのモデル、「Ref.16622」、「Ref.116622」、「Ref.126622」をご紹介していきます。

2世代前 Ref.16622
スペック(仕様)
ケース径40mmベゼルSS×PT
ダイヤルシルバー夜光ルミノバ
素材SS,PTブレスレットSS
防水性100m駆動方式自動巻き
Cal3135パワーリザーブ約48時間

1999年頃~2012年頃まで製造された「Ref.16622」。こちらのモデルで初めてステンレスとプラチナを組み合わせた素材、通称”ロレジウム”をベゼルに採用し、ダイヤルにもプラチナをあしらったことで、他のスポーツモデルにはない高級感が生まれました。海を連想させるモデルであることから、ダイバーズウォッチと認識されることも多いですが、ヨットクルーズでの使用を想定しており、ベゼルは両方向回転になっています。型番(Ref.)は異なりますが、ボーイズサイズ(35mm)、レディースサイズ(29mm)のラインアップがあり、ペアで揃えることが出来るモデルとしても人気を博しています。

1世代前 Ref.116622
スペック(仕様)
ケース径40mmベゼルSS×PT
ダイヤルシルバーorブルーorダークロジウム夜光クロマライト
素材SS,PTブレスレットSS
防水性100m駆動方式自動巻き
Cal3135パワーリザーブ約48時間

2012年頃~2019年頃まで製造された「Ref.116622」。前モデルからデザインはほとんど変わっていませんが、随所にスペックアップが見られます。ダイヤルバリエーションは”シルバー”、”ブルー”、”ダークロジウム”の3種類に増えましたが、2017年に”シルバー”のみ廃盤となっています。

現行モデル Ref.126622
スペック(仕様)
ケース径40mmベゼルSS×PT
ダイヤルブルーorダークロジウム夜光クロマライト
素材SS,PTブレスレットSS
防水性100m駆動方式自動巻き
Cal3235パワーリザーブ約70時間

2019年に登場した「Ref.126622」。こちらも前モデルからデザインはほとんど変わっていませんが、ムーブメントのスペックアップをはじめ、各パーツやデザインが変更されています。

「Ref.16622」と「Ref.116622」のスペック比較

まずは「Ref.16622」と「Ref.116622」の比較をしていきましょう。
主なスペックは以下の通りです。

Ref.16622
Ref.116622
40mmケース径40mm
SS×PTベゼルSS×PT
シルバーダイヤルシルバーorブルーorダークロジウム
ルミノバ夜光クロマライト
SS,PT素材SS,PT
SSブレスレットSS
100m防水性100m
自動巻き駆動方式自動巻き
Cal.3135CalCal.3135
約48時間パワーリザーブ約48時間

❶【ダイヤル】

ダイヤルカラー

Ref.16622シルバー
Ref.116622シルバーorブルーorダークロジウム
「Ref.116622」からシルバー、ブルーの2色展開となり、2016年には新色としてダークロジウムが登場しましたが、2017年にシルバー文字盤が廃盤となっています。

夜光

Ref.16622ルミノバ
Ref.116622クロマライト
ルミノバが”緑色”の光を放つのに対し、クロマライトは”ピーコックブルー”と呼ばれる鮮やかな青い光を放つのが特徴です。クロマライトの発光時間は一般的な蓄光塗料の2倍とされ、8時間以上も継続するとされています。

❷【ムーブメント】

ヒゲゼンマイ

Ref.16622従来のヒゲゼンマイ
Ref.116622ブルーパラクロムヒゲゼンマイ
搭載ムーブメントは同じですが、耐磁性に優れ、従来の10倍の耐衝撃性を備えたブルーパラクロムヒゲゼンマイが採用されています。

❸【フラッシュフィット・バックル】

フラッシュフィット

Ref.16622ラグからはみ出る長さ
Ref.116622ラグに収まる長さ
ケースとブレスレットを繋ぐフラッシュフィットがラグに収まる長さへと変更され、スッキリとしたシルエットへ変わっています。

「Ref.116622」と「Ref.126622」のスペック比較

続いて「Ref.116622」と「Ref.126622」の比較をしていきましょう。
主なスペックは以下の通りです。

Ref.116622
Ref.126622
40mmケース径40mm
SS×PTベゼルSS×PT
シルバーorブルーorダークロジウムダイヤルブルーorダークロジウム
クロマライト夜光クロマライト
SS,PT素材SS,PT
SSブレスレットSS
100m防水性100m
自動巻き駆動方式自動巻き
Cal.3135CalCal.3235
約48時間パワーリザーブ約70時間

❶【ダイヤル】

ダイヤルカラー

Ref.116622シルバーorブルーorダークロジウム
Ref.126622ブルーorダークロジウム
前述の通り、2017年に廃盤となったシルバー文字盤は、「Ref.126622」にもラインアップされませんでした。

6時位置のロゴ

Ref.116622SWISS MADE
Ref.126622SWISS と MADEの間に王冠マーク追加
6時位置の「SWISS MADE」の文字は、「SWISS」と「MADE」の間に王冠マークが入る仕様へと変更されています。書体も比べてみると僅かに違いが見られます。

❷【ムーブメント】

ムーブメント

Ref.116622Cal.3135
Ref.126622Cal.3235
「Ref.126622」は、独自開発のクロナジー・エスケープメントを使用した、新世代ムーブメント”Cal.3235″が搭載されました。耐磁性や精度、安定性など、全体的にスペックが向上していますが、特筆すべきはパワーリザーブが約70時間になった点です。旧型モデルのパワーリザーブが約48時間だったことを考えると、大幅なスペックアップであることがわかります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回、【ロレックス】『ヨットマスター』の3世代を比較してみましたが、年月を経て、どのように進化を遂げてきたのかがお判りいただけたかと思います。

【ロレックス】初となるステンレスとプラチナを使用したモデルとして、今日(こんにち)の『ヨットマスター』人気の火付け役となった「Ref.16622」、ディテールの改良に加え、ダークロジウム文字盤が登場したことで、更なる人気を博した「Ref.116622」、ムーブメント変更により全体的に機能面がスペックアップした「Ref.126622」と、各々違った魅力がある『ヨットマスター』。

是非とも皆さんのお好きなモデルを探してみてください。

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