【2022年度版】【ロレックス】年間売上本数ランキング

行く年を惜しみながらも、新しい年に希望を馳せるこの頃ではございますが、皆様はどのような一年を過ごされましたでしょうか。2022年を振り返ってみると、時計業界は激動の一年であったと感じております。12月12日、一年の世相を漢字一文字で表す「今年の漢字」が京都の清水寺で発表され『戦』に決まりましたが、例年では見られなかった値動きをみせた高級時計業界にも当てはまる漢字なのではないかと思います。

そこで今回は、一年を総括する意味も込めて、2022年の売上データ(2022年1月~2022年12月15日)を集計し、コミット銀座(以下、当店)で最も売れた【ロレックス】をランキング形式で10本ご紹介していきたいと思います。皆様もランキングを想像しながら、楽しんでご覧いただければと思います。ぜひ最後までお付き合いください。

第10位
『サブマリーナー』「Ref.16610」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/submariner/submariner-date-237176/

第10位は、ダイバーズウォッチの代名詞であり、数ある【ロレックス】のモデルの中でも世代問わず屈指の人気を誇る『サブマリーナー』から「Ref.16610」がランクイン。今では主流のセラクロムベゼルが搭載される前のモデルで、視認性、堅牢性、ステータス性、どれもが抜群の人気モデルです。こちらの「Ref.16610」は”デイト表示”があり、使い勝手が良く、1989年頃から2010年頃まで製造されていましたが、年代によってトリチウム夜光とルミノバ夜光の個体が存在します。なかでも人気が高かったのは、トリチウム夜光がほのかに焼けた、現行モデルには出せない雰囲気を醸し出す個体で、今なお多くのファンを魅了し続けています。

第9位
『エクスプローラーⅠ』「Ref.1016」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/vintage_rolex/explorer-265317/

第9位には、【ヴィンテージロレックス】の中でも高い人気を誇る『エクスプローラーⅠ』「Ref.1016」がランクイン。1960年頃から1990年頃までの約30年間製造されていたロングセラーモデルですが、初期のミラーダイヤルなど様々なバリエーションが存在している為、個体毎に雰囲気が異なり、ファンの心をくすぐり続けています。また、数々の高級腕時計を所有してきた愛好家が、原点に戻る形で「Ref.1016」を選ばれる傾向も多く見受けられました。

第8位
『デイトジャスト41』「Ref.126334」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/datejust/datejust41-260811/

第8位は、31mm、36mm、41mmと、多様なケースサイズを持つ『デイトジャスト』から41mmサイズの「Ref.126334」がランクイン。ドレスウォッチの定番とも言えるこちらは、何と言ってもダイヤルバリエーションが豊富で、”ファーストロレックス”として選ばれる方も多くいらっしゃいました。2022年の新作で発表されたミントグリーン文字盤や通称”ウィンブルドン”と称されているスレートローマン文字盤、フルーテッドモチーフの文字盤は特に高い人気を誇ります。正規販売店では、人気のスポーツモデルだけでなく、『デイトジャスト』や『デイデイト』などのドレスウォッチも購入困難な状況が続いているため、スポーツモデルと比較してプレミアム感が抑えられている点も、人気たる所以ではないでしょうか。

第7位
『デイトジャスト36』「Ref.126200」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/datejust/datejust36-240176/

第7位も『デイトジャスト』から、36mmケース径と腕馴染みの良いサイズ感が特徴の「Ref.126200」がランクイン。『デイトジャスト41』と同様に、ダイヤルバリエーションが豊富でありながらも、手の届きやすい価格となっている点が人気のポイントです。同じ36mmでも、スムースベゼル仕様の「Ref.126200」と、フルーテッドベゼル仕様の「Ref.126234」では、実はダイヤルの展開に違いがあり、前者は10Pダイヤモンド、シェル文字盤、オーベルジーヌなどのバリエーションが無く、8種類の展開に対し、後者は16種類のバリエーションがあります。プレミアム感が強い人気スポーツモデルを抑え、2連続でドレスウォッチがランクインしたのは、今後更に注目が集まっていく予兆なのかもしれませんね。

第6位
『サブマリーナー』「Ref.5513」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/vintage_rolex/submariner-265316/

第6位には、第10位に続き『サブマリーナー』から、【ヴィンテージロレックス】の入門モデルとして注目されている「Ref.5513」がランクイン。1963年頃から1990年頃まで製造されていたロングセラーモデルであり、マイナーチェンジによる仕様の違いが大きな魅力を持つモデルです。流通個体が比較的多いこともあり、好みの仕様を探す楽しみだけでなく、バースイヤーの個体を探されている方も多くいらっしゃいました。この哀愁漂う風貌にはヴィンテージの魅力が凝縮されており、男性なら一度は手にしたいと思うモデルなのではないでしょうか。

第5位
『エクスプローラーⅠ』「Ref.14270」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/explorer1/explorer-265298/

第5位は、人気、知名度ともに【ロレックス】でも1、2位を争う『エクスプローラーⅠ』の「Ref.14270」がランクイン。木村拓哉さんの着用によって一大ブームを巻き起こしたこちらのモデルは、1980年代後半から2000年頃まで生産されていたセミヴィンテージに分類される人気モデルです。年代によってトリチウム夜光とルミノバ夜光の個体が存在しますが、『サブマリーナー』「Ref.16610」同様に、トリチウム夜光がほのかに焼けた個体が高い人気を誇っていました。また、他にもシングルバックルとケースサイドに横穴が付いた、”初期個体”も人気が高く、ネクストヴィンテージモデルの筆頭株になりそうです。

第4位
『デイトナ』「Ref.116500LN」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-255336/

第4位には、圧倒的なリセールバリューと知名度を誇り、『デイトナ』の完成形との呼び声も高い、2016年発表の現行モデル「Ref.116500LN」がランクイン。前モデルはステンレスベゼルとなっていましたが、こちらのモデルからセラクロムベゼルへと変わったことで、精悍な印象となり、爆発的な人気を引き起こしました。実勢価格が多少落ち着いてきたことや、ディスコン(廃盤)の噂も手伝ってか、入荷後にはすぐ販売に至っています。来たる2023年に60周年を迎える『デイトナ』ですが、搭載ムーブメント「Cal.4130」は誕生から23年目を迎えます。他のモデルは新ムーブメントを搭載してのモデルチェンジが続いておりますので、『デイトナ』のモデル刷新があるのか!?要注目ですね。

第3位
『エクスプローラーⅠ』「Ref.214270」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/explorer1/explorer-254727/

第3位には、『エクスプローラーⅠ』の中でも唯一の39mmケースとして大きな話題となった「Ref.214270」がランクイン。2010年頃から2021年頃まで生産された不動の人気モデルで、2021年の36mmケースに回帰した後継モデル「Ref.124270」の発表に伴い、ディスコン(廃盤)となりました。3・6・9のインデックスにクロマライト夜光が塗布されておりますが、一部、夜光が塗布されていない、通称”ブラックアウト”と呼ばれる仕様があり、根強い人気を誇っています。特に、製造期間が2015年夏頃から2016年頃までのバックルが鏡面仕上げになっている、ブラックアウト×鏡面バックルの個体は、資産性も人気も高く注目株です。『エクスプローラーⅠ』人気強し、そう感じざるを得ない結果となりましたね。

第2位
『デイトナ』「 Ref.116520」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-259555/

第2位には、2000年頃から2016年頃まで生産されていた一世代前の『デイトナ』「Ref.116520」がランクイン。こちらも「Ref.214270」同様、2015年夏頃から2016年頃までの約一年間のみに見られる、鏡面バックル仕様が特に人気となっていました。また、白文字盤が経年変化によってアイボリー化した”クリームダイヤル”も、年々評価、人気ともに上がってきております。マイナーチェンジや個体の経年変化がファン垂涎となるのも【ロレックス】ならでは。その中でも『デイトナ』は、やはり腕時計の指標と言える力を持った人気モデルであることを反映した結果となりましたね。

第1位
『デイトナ』「Ref.16520」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-245934/

栄えある第1位は、ムーブメントに【ゼニス】社製の”エルプリメロ”をブラッシュアップした「Cal.4030」搭載の「Ref.16520」が輝きました。こちらのモデルは1988年に発表されて以来、長きに渡ってクロノグラフの王様とも呼ばれており、通称”パトリッツィ(ブラウンアイ)”と呼ばれる、インダイヤルがブラウンカラーに褪色した個体など、製造年度毎に様々な特色を持っています。最終品番に近いA番・P番は相変わらずの人気となっていましたが、2022年はトリチウム夜光×シングルバックルの組み合わせが、最も需要が高い結果に。相場も安定して推移し、ディスコン(廃盤)モデルの強さをあらためて認識した結果となりました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

当店では、特にヴィンテージやセミヴィンテージのモデルに力を入れておりますので、その結果がランキングにも大きく反映されていたように感じます。相場が下がりにくく、流通量が増えることのない”数に限りのある廃盤モデルを狙う”愛好家の方が増えてきたのではないでしょうか。また、今回の結果を受けて、『デイトジャスト』の躍進があったものの、『GMTマスター』や『エクスプローラーⅡ』が圏外となっていたことは少々驚きでしたが、もちろん根強い人気を誇っていることはお伝えしておきます。

2022年12月より、認定中古の取り扱いを始めるなど、これまでになかった大きな動きも見せた【ロレックス】。果たして2023年はどういった動向を見せるのか!?要注目ですね!!

引き続き、皆さまに有意義な情報やサービスを提供できるよう、スタッフ一丸となって頑張ってまいります!

ではまた!

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